オレは大体かきあげそば

かきあげそば食記録、かきあげそばについての考察、かきあげそばとの思い出などを書き上げます。

天玉そば@吉そば代々木駅前店

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職場界隈の路麺店。明確な序列が(自分の中では)あるとはいえ、味の個性は異なる。
ざっくり言えば、濃いめの富士そば、あっさりめの小諸そば、その中間の吉そば、だろうか。(ゆで太郎もあるが、あまり行ったことがない)
基本的にそばなんてクドい味つけでなく、あっさりツルツルッといきたいクチなので、大体において小諸そばが優勢。
しかし、ときには吉そばぐらいの少しだけハッキリしたのを舌が欲することもあるもので。

明らかに作りおきのかきあげはクタクタ。冷そばに乗ってるやつはそれで良いが、温にはやはりサクサクのに乗っかっててもらいたい。卵も個人的には白身に白色がつくくらいにはほんのり熱が通っててほしいところ。

でも間違いない味ではある。

勘定:450円(大盛無料)
評価:☆☆☆

天ぷらそば@名代富士そば代々木店

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以前夜勤していた頃は、当時の雇われ先の近くで24時間営業していたので、しばしば深夜そばをたぐりに通っていたチェーンである。
今の職場になってからは、近隣の路麺店で明らかに見劣りするため、足を運ぶこともなくなっていた。
こうしてブログ始めてあちこち食べ歩こうなどということがなければ、生涯再訪はなかったかもしれない。

いただいてみて。やはり正直昨今の路麺チェーンの中では少しレベルが落ちる。
よく関西の方が「東京のソバやウドンは醤油が濃すぎやねん。墨汁飲んでるみたいでホンマ往生しまっせ」などと言うが、この味がイメージなのではなかろうか。

しかし一方で、懐かしさを感じる味でもあるなあと。
電車に乗る機会も滅多になかった中学生の頃、大人の世界をのぞき見るような心持ちで暖簾をくぐった地元の駅そば屋。
実際は違うのだろうが、何となくあのとき食べた立ち食いそばはこんな味だったような気がする。

あの頃、立ち食いそばなんて早さと安さだけが取り柄のチープな代物だった。
良くも悪くも昔ながらの立ち食いそば屋さん。
後発の路麺店に味やホスピタリティで凌駕されても、変わらぬ勢力を誇り、(首都圏においては)立ち食いそば屋といえば富士そばというイメージが未だ根強いのは、こういった安心感に由来しているのかもしれない。

勘定:410円
評価:☆☆

冷やし天玉そば@嵯峨谷渋谷店

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都内に展開する旧来の路麺店チェーンを遥かに飛び越えるクオリティを誇る新興勢力といえば、いわもとQと嵯峨谷というのが専らの評判。

噂に違わず満足度抜群。
目をつぶって食べて十割そばと判別できるかどうかはともかく、麺はシコシコ美味く、かき揚げも揚げたてで(もしくは揚げたてのように仕上げる技術が使われていて)サクサクホクホク。
病み上がりなんで滋養をつけようと玉子付きにしたが、普通の天ぷらそばなら390円と、コスパも驚異的。卓上取り放題のワカメも嬉しい。

こんなんに出てこられては、安穏と商売していた旧来の立ち食いそば屋はたまったもんじゃないだろう。
渋谷駅から少し歩かねばならないが、少し早めに家を出て、出勤前にひとつたぐるだけの価値は十二分にある。

しかし、この店の真髄は仕事前ではなく、むしろ仕事後の来訪にある。

そば注文のお客にはプレモルが150円で提供される。
仕事終わりにホクホクのかき揚げをアテにビールを飲んで、シメにうんめえそばをいただく。これで540円。
宅飲み主義の自分としても、これは最高すぎると言わざるをえない。

会計:450円
評価:☆☆☆☆

かき揚げそば玉子付@小諸そば代々木店

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ここは大概サクサクのかき揚げが出てくる。どんどんツユがしみて食感が少しずつ変わってくるのが楽しい。
ダシはあっさりめで、ついつい食べ終わったツユにそば湯を入れて飲み干してしまい、腹がチャプンチャプンになってしまう。

この小諸そば、職場界隈では新参のチェーン店なのだが、開店するや瞬く間に吉そばから自分の中での序列1位の座を奪いとった。

大盛は無料でなくプラス30円ぐらいするが、温も冷も同価格。夏はもちろん、冷涼な時期であっても比較的冷の方を選びがちな自分にとっては冷だとプラス50円の吉そばにコスパで大きく勝る。(なお温かいそばであっても、小諸の方がやや安い)
そば湯がある他、卓上にネギ、ワサビ、ゆず七味、(食ったことないけど)カリカリ梅なんかも付置されており、至れり尽せり。
肝心のそばもダシも、チェーン店としては水準を上回る味。メニュウも充実している。

強いて言えば、路麺店としてはオペレーティングがやや悪く、待ち時間が若干長めだが、覇者の座を揺るがせるほどではない。
若くて爽やかなイケメン店員も見かけるので、お近くの姫方も行ってみては。

勘定:400円
評価:☆☆☆

冷やし天玉そば@吉そば代々木駅前店

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職場界隈には4件ほど路麺屋があるが、最もよく行くのが吉そばさん。

自分の序列的には、コスパに勝る小諸そばの方が上位なのだが、そっちは幾分か会社から離れているため、始業前の一分一秒を争ってそばをたぐらねばならんときは大体ここに入る。

冷は温よりプラス50円とか玉に瑕なのだが、このぶっかけ系の冷そばは結構クセになる。
かきあげは大抵揚げたてなぞではなく、クタクタのが出てくるが、それにダシをしみ込ませてそばと一緒に食べるのが美味。

店内はうなぎの寝床のように狭く、両側に席が並んでいる。以前、よそ見してる人がトレー持ってるおじさんにぶつかって、食べてる人の背中にそばがぶちまけられた事件を目撃したことがあるので、ご注意されたい。

 

勘定:500円(大盛り無料)
評価:☆☆☆